寿の梅干し 250g(小)
※万が一、中身の液体がもれることを防ぐため、お持ち歩きや郵送される際は、容器を平らな状態に維持して頂くようお願いいたします。容器を縦にしたり傾けてしまった場合、液がもれる可能性があります。
こちらの商品は、この福袋にも入っています。
20.日本の食文化応援福袋 |
あたたかいご飯と、お味噌汁と、梅干し
それだけで人は幸せになれるんだよ
毎朝のごはんと、お味噌汁と、梅干しが〝福〟呼ぶ自然豊かな日本の風土の中でも、最もエネルギーがこもった食材。
それが、「米」と「味噌」と「梅干し」。
心と体、そして魂の栄養となる、日本の伝統食です。
それゆえ、むかしから日本の朝食には、「ごはん」と「お味噌汁」と「梅干し」がそろい、 豊かな〝大地〟の恵みを授かってきました。
一方、神々のお食事として、神棚には毎朝、「塩」と「水」と「米」をお供えし、手を合わせるのも、日本人の大切な習慣の一つでした。
そうすることで、〝天〟からの 恵みをいただいてきたのです。
〝大地〟〝天〟からの恵みを、大いに受けて過ごす一日は、幸福に満ちたものとなり、自然と人生も良い方へと導かれていく。
まずは、毎朝の習慣として、炊きたてのごはんと、お味噌汁と、梅干しを、感謝していただいてみてください。
それだけで、ふと思い出すことができるのです。
幸せは、こんなにも身近にあることを。
ゆにわの梅干しのはじまり
『御食事ゆにわ』のお料理は、ご縁がご縁をよんで出会った、最高の食材を惜しみなく使用しています。
ところが、みなさん、「中でも、炊きたての土鍋ごはんと、お味噌汁と、梅干しが一番おいしかった」と感動されるのです。
こだわりの自家製梅干しは、「自宅でも食べたい」というお声をいただき、いつしか販売するようになりました。
しかし、ごく小規模で仕込みをしていたこともあって、おかげさまで、あっというまに完売。
もっと多くの方に届けられたら、という想いがあったのです。
千年先まで届けるために
開店から十年余りのときを経た、2016年。
わたしたちは、梅のプロフェッショナルといわれる方たちとのご縁にも恵まれ、梅干し作りをお願いできるようになりました。
すべての原材料と、製法にこだわりながらも、たくさんの梅干しを、さらにおいしく作れるようになったのです。
そして2019年には、本物の梅干しと、その文化を、千年先まで届けようと奮起。
再びわたしたちも作り手に加わり、すべての工程にこだわり尽くした、大規模な梅干し作りがはじまりました。
いのちの祝福から生まれる梅干し
特別栽培の南高梅は、和歌山県の梅農家・花光さんから仕入れます。
花光さんは、元気な梅の実を育てるため、何より〝土作り〟を大切にされてきました。
元気な根が張れてこそ、生命力にあふれた葉ができ、みずみずしく立派な実ができるから、と。
長い年月をかけ、試行錯誤しつづけた畑の土は、棉(わた)のようにふわっふわで、ほんのりとあたたかく、しっとりしていて、気持ちがいい。
まるで我が子を育てるかのように、手間ひまかけ、愛情を注がれた梅は、香り高く、果肉がしっかりとして、とてもエネルギッシュです。
見えないところに想いを込めて
一般的な梅の収穫は、枝から落ちたものを拾い集めます。
しかし、花光さんは、梅が地面にふれると虫がつく可能性があるからと、熟度を確かめながら、一粒ずつていねいに、手摘みしていきます。
雨の日も、風の日も休むことなく。
一日に数百キロもの梅の実を採るのは、言うに及ばず大変な作業。
それでも、花光さんは、「梅はウソをつかないから。わたしも梅に対して、正直に向き合いたいんだ」と目を輝かせます。
出荷するそのときまで見届ける。その想いが、梅のおいしさにつながるのです。
梅の神様をお迎えする
梅干しの味は、どんな場所で漬けるかによって変わります。
そこで、わたしたちが選んだのは、見渡す限り山に囲まれ、近くに大きな川が流れる、京都・綾部の地。
より生命力が満ちた場所になるようにと、湧き水をおいしくするためのオリジナル浄水器「MISOGI」を設置し、最先端の電磁波対策をほどこすなど、様々な工夫を凝らした施設を建てました。
訪れた人が、子どものような笑顔になってしまうこの場所なら、梅干しも、より一層おいしくなる。
和歌山県で収穫した梅は、新鮮なうちに施設に運びこみ、すぐに上質な水にさらして、丁寧に洗います。
わたしたちは、梅の実を〝神様〟してお迎えするため、最上の環境作りを大切にしています。
一口で心も身体も満ちていく本物の梅干し作り
元々梅干しは、レモンの約3倍もクエン酸が含まれる「スーパーフード」と呼ばれてきました。
「寿の梅干し」は、さらにその上を目指しました。
伝統的な、「塩」だけで漬ける製法よりも、さらに梅の『果肉感』『ジューシーさ』を引き出すことができる〝梅酢漬け〟という製法を取り入れているのです。
梅酢とは、梅を塩で漬けたときに出てくる、果汁のこと。
塩だけで作るよりも、梅のおいしさがより一層引き出され、高い栄養価も期待できる。
まさしく一口でエネルギーのみなぎる梅干しになるのです。
ちなみに使用している塩は、厳選に厳選を重ねたオリジナルブレンドの塩です。
じつは、「梅酢」を使って梅干しを漬けるのは非常に難しく、これまで成功例をほとんど耳にしたことがありません。
梅酢で漬けると、タンク内の塩分濃度に差が出やすく、梅干しのおいしさにばらつきが出たり、塩分の薄いところが腐敗してしまうのです。
しかし、その道50年の〝前田先生〟が長年の試行錯誤の末、見つけ出したノウハウを特別に伝授いただき、梅酢を循環させて梅を漬け込むことに成功。
そして、一般的な梅干しは2ヶ月ほど漬け込んで干しあげるのに対し、寿の梅干しは約10ヶ月のあいだ、人の目も介させて、慎重に記録と調整を進め、梅をじっくりと寝かせます。
音で生命を育む
お腹の赤ちゃんに音楽を聴かせる「胎教」があるように、音そのものには、命を育むエネルギーがあります。
「寿の梅干し」も、まるで赤ちゃんを育てるように専用のオーディオ機器で、音楽を聴かせて、エネルギーを高めています。
音の波動がきちんと伝わるように、梅酢タンク用・屋外用・屋内用と、3ヶ所で音楽を再生。
使われる音楽はすべて、専門家によって作曲された、梅を元気にするオリジナルサウンドです。
神棚にお供えしても、恥ずかしくない梅干し
干しあがった梅干しは、色・形・つぶれや傷の有無をチェック。
ひとつひとつ手で触り、目で見て確かめます。
おいしい梅干しを届けるための、大切な儀式です。
その基準は「神棚にお供えしても恥ずかしくない梅干し」かどうか。
半分以上を弾いてしまうこともありますが、弾いたものは、丁寧にすりつぶし、『寿のねり梅』にしておいしくいただきます。
パックに詰めるときも、いちばんキレイな面を上にして、一つひとつ並べていく。
梅干しにも、〝見てほしい顔〟あるのです。
〝寿〟に込めた想い
日本人なら、ほとんどの方がご存知であろう、七福神。
〝福を運んでくれる神々〟として知られています。
その中の、〝福禄寿〟いう神様のお名前には、このような意味があります。
「福」は、共に生きる仲間に恵まれること。
「禄」は、必要最低限のお金・食べ物・場所があること。
「寿」は、生命力に溢れていること。
これらは「三徳」と呼ばれ、人が幸せに生きるためには、この3つが揃うことが大切だと伝えられています。
じつは、この「寿」を満たしてくれるのが、〝梅干し〟なのです。
〝寿〟(ことぶき)という名は、「福禄寿」「寿老人」の伝承にちなみ、頂戴いたしました。
その名に、みなさまの健康と、ご多幸への祈りを込めて。
このひと粒に込められた、奇跡。
店長 ちこ
これまで、梅の栽培から、漬け込みにいたるまで、すべての工程を見守ってきました。本来ならこれだけの時間をかけて、ていねいに作るのは、実現不可能なこと。それができたのは「良いものを残したい」という熱い想いを持った、梅業界のレジェンドたちとの出会いのおかげです。
味付けされた梅干しが、当たり前になっている梅業界に対して、疑問に思うなかで、わたしたちとなら、何か残せるんじゃないか、という想いを元に、一緒に梅作りができた奇跡。それが、この一粒に詰まっています。
寿の梅干しは、そのまま食べての身体に良いですし、ご飯に合わせてももちろん美味しい。私はよく、お白湯につぶして、「梅茶」にしていただいています。
まさに、エネルギーの塊として作っている「寿の梅干し」。
その”ひかり”を感じて食べていただけたら嬉しいです。
本物の梅干しは、心と身体の最高の栄養になる。
万福たけし
その昔、一日100キロもの距離を、重い荷物を持って移動した飛脚は、梅干しと白米を食して、働いていたといいます。 それほどエネルギーのこもった梅干しは、日本の伝統色とも言われ、重宝されてきました。
しかし、近年では、その豊富な栄養素と旨味を抜いて、調味料で味付けした梅干しが多くなりました。 一方、「寿の梅干し」は、塩と梅酢だけで漬けた、昔ながらの製法を基に大切に作られた本物の梅干し。 食べていただければ、心と身体が満ちていくその喜びを、きっと感じていただけるはずです。
愛用者の声
遠藤佳太郎
むらしゅん
犬にえさを与えるたびにメトロノームを鳴らしていたら、やがて犬はメトロノームの音を聴いただけで唾液を出すようになるという実験があって、「条件反射」の話の中でよく出てくる言葉です。
その条件反射の例として、「梅干しを見ると、つばが出てくる」というのがあります。
わたしはこれは、ただのたとえ話の一つだろうと思っていました。なぜなら、わたしはこれまで、梅干しを見て、つばが出てくることが一度もなかったからです。
もちろん、市販の梅干しを食べたことはあります。
しかし、ただそれをスーパーで見ただけで、つばが出てくることなんてこれまでなかったので、単なるたとえ話の一つだろうと思っていたのです。
しかーーーし。この「寿の梅干し」を食べた後はその認識を180度改めることになりました。
そう、なぜなら、初めて寿の梅干しを食べたあと、わたしは「寿の梅干し」のパッケージを見ただけで、つばが出てきたからです。
そして、この文章を書いて梅干しを思い出すだけでも、つばが出てきています。
これまでこんなことはありませんでした。
だから、わたしはあのパブロフの犬の話の中で出てくる梅干しの話がウソではなかったのだ、と言いたいし、もし、梅干しを見ただけで、つばなんて出てこないよ、という人は、この寿の梅干しを食べてみてほしいです。
これが本物の梅干し、昔の人が食べていた梅干しなんだな、と思いました。
わたしのような平成っ子は、やれハチミツ入りやら減塩やらといった梅干ししか食べたことのないと思います。
そういう人は、ぜひ一度食べてみてほしい梅干しです。
クエン酸もたっぷりなので、肉体的に疲れた日には超オススメです。
めっちゃ回復します。あと、果肉がおいしいので、大きめサイズの寿がオススメです。